【Blog】顔料と染料の違い

顔料染料というと最近は、プリンターインクを思い起こす方が多いと思います。
バッグの補修(染め直し)には、どちらを使うかで、仕上がり具合がかなり異なります

「顔料」という用語は、その文字の通り、天然の鉱物などをすりつぶして顔に塗っていたことに由来するそうです。現在は、合成顔料もあり天然鉱物だけではありません。いずれにしても、微粒子化した顔料を固着剤と混ぜて捺染し、皮に固着させるために熱処理などを行います。

「染料」は、元来は、分子量の小さい有機化合物です。水などに溶解した状態で、皮革繊維に染着させます。19世紀に合成染料が登場し、とくに繊維などでは、素材種類によって染料が異なります。革補修で使う染料は直接染料がほとんどです。染料で仕上げると、革が本来もっている手触り感や風合いが残ります。

ただ、染料で染着したのち、顔料で革の表面をコーティングするような仕上げを行う場合もありますので、元の素材や補修の仕上げイメージによって補修方法が異なります。