ご利用にあたり、下記の項目・リスクに対しご納得頂いた上でのお預かりとさせて頂きます。
【1】生地シミ除去限界 | 除去作業は、生地の劣化状況、表面の加工、色、シミの状態により変色や生地を傷めてしまうことも有り、シミを残し終えることご理解下さい。 |
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【2】カバン生地シミ除去 | カバンの生地は、洋服と違いコーティング等が施されており、シミ汚れの色が定着して取れにくいことや、輪ジミ等ができやすいことご理解下さい。 |
【3】黒ズミ除去後、白化 | 黒ズミは表面がスレて削られ付着していることが多く、黒ズミを除去すると削れた部分が白く浮き出すことがございます。 |
【4】エナメルべた付き | エナメルのべた付きは、完全に元には戻りません。劣化が進行中のものもあり、現状よりべたつきを少し緩和する程度であることをご理解下さい。 |
【5】色変化 | 色修正はオリジナル色(ご希望の色)を基本に調色し100%を目指しますが、多少変化することはご了承下さい。 |
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【6】風合い変化 | オリジナルな風合いを生かすことを考慮し、補修しますが、商品の劣化状況等にもより、艶感、手触り感等、変化します。ご使用状況や製品の特性により繊維の劣化や付着したシミ汚れが原因で生地や部材に傷や変色、風合いの変化が目立つ場合があります。 |
【7】黒ズミ残・厚化粧 | 淡い色の革の黒ズミ除去、色修正の場合、厚化粧になりすぎない程度で、黒ズミ・色ムラを残す場合がございます。厚化粧を了承頂き、黒ズミシミを無くしたい場合はご相談下さい。 |
【8】顔料染料 | 色修正 顔料・染料の仕上り具合、風合いについて以下の内容をご理解の上で、ご用命ください。 顔料 : カバー力大、のっぺり均一、塗った感あり。 染料 : カバー力小、革らしいまだら感、透き通った風合いを出せる。 風合い重視(染料の場合、濃くなる)か、シミキズ消去重視(顔料でペンキの様に均一感出る) 折衷案もあり |
【9】ステッチ保護 有無 | ステッチ保護をご依頼されない場合、ステッチは本体色に染まります。(染まり方は、繊維の種類によって違います。作業上の判断でステッチ色を残すこともあります。)ステッチ穴も少し埋まります。 染料の場合は、必ず「ステッチが染まる」ことは、了承下さい。(しっかり染まるか否かは、モノによって違います。) ステッチを保護しない場合糸が硬くなり毛羽立つこともございます。 |
【10】内装生地染まる | 慎重に作業しておりますが、内装生地が多少染まってしまう場合がこともあること、ご了承下さい。極力、除去します。 |
【11】ブランドロゴ保護 | 色修正時、ブランドロゴ等の保護をご要望の時は、マスクテープにて保護します。文字内の細部が染まりきらないこと・ロゴシール跡多少残ることご了承下さい。 |
【12】細部染まらない | 編み込み部の裏や、素材が重なっている部位等、染められない部分がございます。 |
【13】革よれ | 財布カード入れ ポケット内を色修正することで、多少革がよれることがございます。 |
【14】シボ型押し濃淡 | 型押しやシボの有る革の色修正の場合、シボの山上部と谷間の色が均一になることはご了承下さい。(オーストリッチクイルマーク同様) |
【15】革表面硬化 | 革の劣化を補修する為、仕上がり時は表面が張った感じで、少し硬く感じられると思います。ご使用頂くと柔らかさが戻って参ります。 |
【16】光沢変化 | ツルっとした表面革(鏡面加工・ガラス系)等、全ての革表面の光沢においても、元のオリジナルな表情を出すことを目指していますが、光沢も多少変化することご了承下さい。 |
【17】コバ補修 | (1)コバ簡易補修・・・ヒビはそのままで直しません。コバ色は補修します。 (2)コバ修正・・・ヒビを削って直しますが、革の下地が劣化している為、多少ガタツキ残ることもございます。 コバ修正に対し、ご依頼なかった場合は、コバ色は本体色になり、ヒビ直りません。また、コバ部の劣化が大であれば交換をお勧めいたします。 |
【18】生地劣化 | 劣化・変色・汚れている生地は、作業中に破れたり滑脱したりする恐れがございます。 |
【19】カラーチェンジ | オリジナルの色と極端に違うカラーチェンジ(白〜黒へ等)の場合、削れた時、下地に元色が出てくることはイメージしておいて下さい。 |
【20】キズ残す | 革キズスレの除去に関しては、削ったり・埋めたりしますが、革の薄さ、シボの深さにより革の表情を生かすべく、キズを残す場合がございます。 |
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【21】においは消えない | 少し臭いが軽減出来ればよいというご依頼は、お受けしますが、臭いは完全に消えないことを、ご理解の上でお預りさせて頂きます。 |
【22】同じ素材は無い | 部材交換において、オリジナルと同じ部材は無く、似た物を使用しますが「変化する」ことは、ご理解下さい。 |
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【23】元のステッチ穴ズレ | 本体側には元のステッチ(縫い)穴があり、同じ穴をねらって塗針穴を通すことを心がけますが、一度解くと素材の伸縮などから、穴が合わず、2つ目の穴が空き2重の穴が開くことがございます。 |
【24】ステッチ波打ち | またステッチ(縫い)が波打つこともございます。また、フチ巻き交換、持ち手交換等で、新しい素材を使って縫う場合でも、素材の劣化具合や、ご予算等から、元々のオリジナルでの製作における作業手順とは違い、全て解体して一から組み立ずに、縫いにくい順番で縫うことがあったり、縫い合わせる部位の劣化、伸び縮みがあり、ステッチが歪んだりすることがございます。 |
【25】耐久性 | 修理後の耐久性 修理することにおいて部材は新しくなり強くなりますが、他部が劣化しており、購入から今日までの期間より、耐久性は短くなる可能性がございます。お客様のご要望を元に、その商品の特徴に合わせて、耐久性を上げるべく、劣化状況を考慮しながら新たなご提案をさせて頂く場合がございます。 |
【26】元に戻らない | 使用の有無に関わらず、古く劣化した品で、ほどいてみて元に戻らない可能性のあるものがございます。極力、ご使用出来る仕様をご提案しますが、予めご了承下さい。 |